フリーター、家を買う。 第2話
武誠治(二宮和也)は、千葉真奈美(香里奈)が大手ゼネコン・喜嶋建設の社員であることを知る。誠治をアルバイトとして雇った大悦土木は、喜嶋建設の仕事を請け負っていたのだ。ある日、真奈美の発注ミスで現場の作業がストップするという事態が起きる。真奈美は、皆の足を引っ張ってしまったことを悔やみ、残って事務所の掃除を始める。誠治は、そんな真奈美の行為を自己満足だと決めつける。誠治が家に戻ると、寿美子(浅野温子)がリビングでゴミ袋の中身を広げていた。集積場所に出した燃えるゴミの袋に、ビンが混ざっていたために戻されてしまったのだ。寿美子は、キチンと分別しないと迷惑がかかる、と言って何度も中身を確認していた。そこに帰ってきた誠一(竹中直人)は、その光景を見ても何も言わずに2階に上がってしまう。あくる朝、誠治は、出かける前にゴミの分別を手伝ったこともあって遅刻してしまう。大悦土木社長の大悦貞夫(大友康平)は、そんな誠治に帰るよう命じる。その日の作業が上手くいくかどうかは現場の空気が重要だというのだ。その処遇に不満を抱いた誠治は、アルバイトを辞めようと思い、ハローワークを訪ねる。誠治は、ハローワークの北山雅彦(児嶋一哉)に、企画・開発以外の仕事も検討すると告げる。だが、月給20万円以上という条件は譲らなかった。すると北山は、あなたに20万円払う価値があるかどうかを決めるのは会社側だと告げ…。
#邦画
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